「おうちで読もう 百人一首」シリーズ はじまりました


百人一首は、撰者の藤原定家が、10の勅撰集の中から100人の歌人の代表作を選んだものです。定家が選んだ100人の歌人は実に個性豊かで、たくさんのエピソードが歴史物語、説話集、歌学書などに伝わっています。きっと昔の人も、憧れの歌人についていろいろと知りたかったのでしょうね。

それらのエピソードをたっぷりと盛り込んで脚本を作りました。

和歌が詠まれた背景を知り、歌人のことを知ると、昔の人も今の人も同じようなことで喜んだり、悲しんだり、落ち込んだり、いろいろたくらんだりしたんだなぁということがわかります。

古典と現代のあいだを、自由に往き来してください。

このシリーズでは、百人一首の歌人が順番に登場して、自分自身のことや、自作歌について、生き生きとしゃべります。

演じるのは舞台俳優の金子あい。

帝に貴族に僧侶、高貴な姫君や宮中の女房、はたまた謎の歌人まで、老若男女100人をひとりで演じ分ける(予定)。ナビゲーターも務めます。いやそればかりか、撮影、編集までひとりでやってのけてしまうという力業。

 金子あいの俳優魂と座付作家・野澤千佳子の古典愛が、極上の材料を練ってこねて踏んで伸ばして切ってゆでて盛り付け。さあ召し上がれ。ふたりの熱烈コラボをお楽しみください。(野澤 千佳子)

 

◇座付作家プロフィール◇

野澤千佳子(研究書・論文を書くときの名前:鳥井千佳子)

大阪女子大学(現 大阪府立大学)卒業

大阪女子大学大学院、神戸女子大学大学院修了。博士(日本文学)。

『忠通家歌合新注』(単著 青簡舎)で第二次第十一回関根賞受賞。『八雲御抄の研究』全三巻四冊(共著和泉書院)『宴曲索引』(共著 和泉書院)他。

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